社名 | マルマン株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 林隆仁 |
所在地 | 〒395-0066 長野県飯田市大通2-217 |
設立 | 昭和26年5月31日(創業1888年) |
資本金 | 5,000万円 |
従業員 | 70名 |
事業内容 | 味噌・果実酢・味噌発酵調味料の製造販売 |
「みそ造りの神様」と呼ばれた三代目の中田栄造(株式会社変更後の初代社長)の功績は、画期的な「中田式味噌速醸法」の発明と普及にあります。
当時、味噌の熟成には、まる一年かかっておりましたが、天然に代わる保温法により、わずか二十日間で、みそを完熟させることに成功させました。中田式速醸法を考案した中田栄造が、画期的なその製法を語った言葉が残っており、
「――簡単に申し上げると、味噌を醸造するに必要な発酵作用を起こさせるバクテリヤの繁殖する最適温度を醸造用温室を利用して人工的に与え、味噌の酵母や酵素を十分に適温を与えつつその働きを旺盛にならしめ目的の味噌の完全熟成への到着せしめる方法であります(原文そのまま)
これは、昭和二十八年(1953年)、工場見学のため、丸萬醸造(現マルマン)本社を訪れた、高松宮殿下の前で読み上げられました。
この「中田式味噌速醸法」をはじめ、昭和十九年から二十三年にかけて、三つの特許権と、一つの実用新案が登録されました。
戦後は、食料難の時代にGHQ(駐留軍総指令部)の要請を受け、長野県内の関係者を中心に特許権を無料公開し、信州味噌は、全国のシェアの三割以上を占めるまでに発展させたと言われております。
その功績が認められ、業界初の藍綬褒章、さらに勲四等瑞褒章の栄を賜りました。
明治21年(1888) | 初代・中田卯蔵、二代目・初太郎により麹・味噌製造業を 創業 |
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昭和19年(1944) | 三代目・中田栄造、中田式味噌速醸法を発明、特許を受け るも、これを全国公開して普及に努める |
昭和26年(1951) | 在地に味噌・醤油工場を建設すると共に、丸萬醸造株式会 社を設立、初代社長に中田栄造就任 |
昭和28年(1953) | 中田式味噌速醸法の全国公開普及により、高松宮殿下の 工場御視察の栄を賜る |
昭和37年(1962) | 中田栄造、業界に対する功績により業界初の「藍綬褒章」 を受賞 |
昭和46年(1971) | 中田栄造、長年の功績により「従五位勲四等瑞宝章」の 叙勲を受ける |
昭和46年(1971) | 中田栄造の後任を受け、長男・中田教一社長に就任 |
昭和53年(1978) | 全国味噌品評会において農林大臣賞受賞 |
昭和54年(1979) | 味噌熟成及び出荷包装部門の近代化工場竣工 |
平成3年(1991) | 業界初の「無添加生みそ」を開発、特許及び実用新案権 を受けるも、これを公開して普及に努める |
平成3年(1991) | 味噌生産部門の近代化工場を竣工。これを機に社名をマルマン(株)に変更 |
平成8年(1996) | 有機みそ、白みそ、金山寺もろみ等の特殊みそ製造の為 の第二工場として中国・内蒙古自治区ウランホト市に味 噌合弁会社・萬佳食品有限公司を設立。同時にオーガニック機関・緑色食品センターの認証を受 け「有機無農薬みそ」生産、日本で販売開始 |
平成11年(1999) | 品質保証の国際規格「ISO9002」の認証を取得 |
平成12年(2000) | 農林水産省規格・有機 JAS 認証を業界第一号で取得。「有 機生みそ」を発売 |
平成14年(2002) | 品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得。高度な品質システムを導入 |
平成18年(2006) | 食品安全マネジメントシステムの国際規格 「ISO22000」を業界第一号で取得 |
平成20年(2008) | 社員の自己啓発プログラム「3KM」の導入 |
平成21年(2009) | 漬け用味噌ダレ「金山寺漬の素」、「西京漬の素」を開発発売 |
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